奥津荘では、『旬』と『奥津』という土地を楽しんでいただけるよう、最大9つのコースをご用意しております。また、料理はすべて当館で手作りしております。一切の「出来合い」料理はございません。食材は岡山県産、奥津産のものを中心に使用しております。細部にまでこだわったぬくもりをお楽しみください。

奥津荘では4つのコースを通年メニューとして
ご提供しております。

そずり鍋という骨の周りに付いた肉を削いでいただく郷土料理の鍋など、牛肉の美味しさをさまざまな料理でご堪能いただけます。

岡山を代表する千屋牛を奥津荘の源泉でしゃぶしゃぶでお召し上がりください。 奥津荘の源泉を用いることにより、柔らかい肉質がより柔らかく、美味しく仕上がります。

千屋牛の歴史はこちらから

食材と量を工夫し、極力献立は同じでもカロリーを1食800kcal程度に抑えた料理をご用意いたしております。女性や連泊のお客様に人気のコースです。

その季節に旬を迎える食材を使いながら、一品一品丁寧にこだわった会席コースです。季節によって食材・調理法が異なりますので常連の方でも満足いただけます。

津山は古くから山陰と山陽を結ぶ交通の要所だったため、8世紀には農耕や輸送に使う牛の市が開かれていました。記録によれば西暦705年に津山や奥津温泉でも牛馬の市が開かれたことが残っています。大正、昭和まで市は続き、街中でも牛を追う様子が見られました。昭和の半ば頃までには牛をつなぐための支柱も散見されていました。
日本では江戸時代、仏教の影響で肉食が禁止されていましたが、津山は滋賀県彦根市とならぶ全国でも稀な“養生食い”(薬食いとも言われ、健康のために薬として食すこと)の本場として知られていて、明治維新後に開港した神戸に滞在した外国人は津山の養生食いのオカゲで牛肉の入手に苦労することはなかったとのことです。この地域では郷土料理として古くから牛肉を使った、現在では様々なここでしか味わう事が出来ない料理が沢山あります。

地物を中心に、秋の味覚の王様「松茸」をさまざまな調理法でお楽しみください。松茸の食感を楽しむことのできる炭火焼や、香りとうまみをともに楽しむことのできる土瓶蒸しなど、松茸尽くしのコースです。

北海道滝川産の鴨肉「スノーホワイトチェリバレー」を使用し、薄切と鴨つみれの2種類でお召し上がりください。出汁は鴨のガラを源泉で数時間、じっくりと煮込んでいます。

瀬戸内の味覚・河豚を源泉でてっちりに。その他白子焼きやてっさ、皮の湯引きや〆の河豚雑炊など、河豚をあらゆる調理法で余すとこなくお楽しみください。

毎年11/6に解禁となる鳥取県産の松葉蟹を、鍋や焼き物などさまざまな調理法でご用意いたしております。日本海の旬の味覚をお楽しみください。

11月15日から狩猟が岡山県内で解禁となるのにあわせて、奥津で獲れた猪を味噌仕立ての鍋でご用意いたしております。3歳未満の雌の猪肉のみを使用しておりますので臭みも一切ありません。 奥津荘の冬の名物です。

  • 標高600~700mの、空気も水もきれいな環境で契約農家によって育てられたコシヒカリを使用しています。ブランド米にも劣らないその味は好評いただいています。

  • 奥津を中心に岡山県産の食材を使用しています。すべての食材で産地が明確なものだけを使用し、安心してお召し上がりいただけるものをご提供しております。

  • 出来合いのものを一切使用せず、朝夕食すべて当館の料理人が丁寧に作っております。

奥津荘では幻の酒米であり、酒造好適米の『祖』とも呼ばれる、岡山県産雄町米を使用した日本酒を中心に常時10種類程度、
取り揃えております。また当館オリジナルの日本酒もございますので、是非お泊りの際はお試しください。

  1. 岡山県産の雄町米を麹米、掛米とも100%使用しています。立ち上がる香りは穏やかで、雄町米が持つ旨味、味わいの広がりが楽しめます。「旨味があって、キレがある」そんなお酒です。

  2. 炭屋弥兵衛 純米造りは、岡山県産の雄町米を65%精米し、日本酒度3.0とやや辛口に仕上がっています。くせのないやや強めのボディーは、燗をしてもしっかりとした味わいがあります。

  3. 冷やで良し、お燗でも良しの純米吟醸酒雄町米の旨味を十二分に引き出した味吟醸です。
    飲み飽きしない旨味と酸味の絶妙ハーモニーをお楽しみください。

  4. 幻の米と呼ばれる軽部産”雄町米”を使用し、醸された純米大吟醸酒です。
    口中で広がる”雄町米”ならではの旨味をご堪能下さい。

備前国上道郡雄町村(現在の岡山市東区上道地区)の篤農家岸本甚造(きしもとじんぞう)が、安政6年(1859)頃に伯耆大山へ参拝した帰りに見つけた2本の穂を持ち帰り、選抜を重ねて、慶応2年(1866)に育成したものといわれています。当時は二本草と名付けられていましたが、酒米として評判が高まり、いつのまにかその土地の名をとって、雄町米と呼ばれるようになったといわれています。
百年以上も前に発見され、現在も栽培されているのは「雄町」だけです。それだけ酒米としての評価が高く、多くの杜氏に支持されています。

全国でも栽培されている中、9割は岡山県産です。特に、岡山市、岡山市瀬戸(旧瀬戸町)、赤磐市赤坂町地区産のものが有名です。 雄町は優秀な酒造好適米として各地で交配種として使用され、山田錦や五百万石などの優良品種の親として重宝されました。現存する酒造好適米の約2/3の品種は雄町の系統を引き継いでいます。